大事なものが欠けているカタルシスのないアクション映画「バイオレンスアクション」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


浅井蓮次と沢田新の人気コミックを「おっさんずラブ」の瑠東東一郎監督が映画化したアクションコメディです。

日商簿記検定2級合格を目指し専門学校に通う菊野ケイは指名制の殺し屋のアルバイトをしていた。ある日、学校帰りにビジネスマン風のテラノと出会い一目惚れするが、その日の殺しのターゲットがテラノで…

豪華キャストが全く魅力なく、笑いはすべり、細かいカット割のアクションは見応えなく、盛り上がりに欠ける展開な上に続編作る気満々なラスト。
一見、ルックは大作アクションコメディですが、観たいものが全く見せてもらえず、手くせみたいなガチャガチャしたハリウッドまねっこ編集で上っ面だけの映画でした。
城田優のネイルガンがエアー式の形だけどコンプレッサーにつながっていないし、なんかいい加減。(原作もだけど)
キャストに吉本色が強いわりに全く笑えないのはどういうことか。
原作をただで読める6話まで読みましたが、キャラクターもエピソードも原作にあるものを元にしていました。ただ原作では独立したエピソードを原作にないヤクザの跡目争いを縦軸に付け加え、さらに恋愛要素も絡めたりアレンジ。
それが原作ファンには余計なものに映るかも。