ジョニー・デップが今の不遇な境遇を役に活かしていた「L.Aコールドケース」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


人気ラッパーの2パックとノートリアス・B.I.G.が殺害された未解決事件を題材にしたクライムサスペンスです。

1997年3月、人気ラッパーのノートリアス・B.I.G.が何者かに射殺される事件が発生。当時、その捜査を担当した元ロサンゼルス市警察の刑事ラッセル・プールは事件発生から18年が過ぎた今も事件を追い続けていた。ある日、事件を独自に調査する記者ジャックがプールの元を訪れ…

実話ベースということですが、演技派キャストの好演もありサスペンス映画として見ごたえ充分でした。
アンバー・ハードとの泥沼離婚劇でキャリアが傷つけられたジョニー・デップが未解決事件に関わり仕事を追われた元刑事を演じ、その無念さを滲ませる演技が今の彼の境遇にも重なり凄くハマリ役になっていました。
記者役のフォレスト・ウィティカーは鶴瓶に似すぎですが、デップの相手役にもってこいのキャラクターで事件の核心へと少しずつ導いてくれます。
ロス市警とデスロウレコードの闇をこんなに訴えて、この映画の関係者は狙われないのか心配になるレベルで事件に言及しているのが凄い。
2018年に製作されながら今まで公開されなかったのはジョニー・デップのゴタゴタのせいか内容のせいでストップがかかったのかどっちなんだろう?