監督&キャストの舞台挨拶つきで観た「麻希のいる世界」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「さよならくちびる」の塩田明彦監督が「さよならくちびる」で出会った新谷ゆづみと日高麻鈴を想定したオリジナル脚本を映画化した新作です。

重い持病を抱え、生きることに希望を持てずにいた高校2年生の由希は同年代の麻希と海岸で運命的な出会いを果たす。麻希は男性関係の悪い噂で嫌われていたが、由希にとって彼女の振る舞いは生きるよすがとなり二人は行動をともにするようになり…

塩田監督、新谷ゆづみさん、日高麻鈴さんの舞台挨拶つきで観ました。ヒロインが元アイドルらしくオタクでいっぱいです。遠征組までいるみたい。
監督はシネマテークにくるのは「害虫」以来。
日高さんは名古屋久しぶりとか。
「さよならくちびる」がヒットする目論みだったけど、続編を作るほどでもなくスピンオフに近い形で最初の緊急事態宣言中に脚本を書いた。
二人は脚本を読んで暗いなと思ったけど、熱いものを感じたと。麻希のインパクトが強くて自分と正反対で演じるのは楽しかった。現場では追いかけたくなる存在の麻希がいた。
監督的には普段と真逆のキャラクターを振った方が輝くという計算でこんなキャラクターになった。稽古を4回くらいやって、座って話す場面を寝転んだり変えていった。
稽古の中で違和感がなくなっていた。
監督はジャンルで見に来ると間違われそうだけど本質は不器用な人たちの愛の話であると。
日高さんは見るたびに破滅の美しさに惹かれる作品だと。新谷さんは愛だなと感じたと。