「ファーゴ」や「ノーカントリー」のコーエン兄弟の弟ジョエル・コーエンがシェイクスピアの名作を単独で初監督した作品です。
魔女の予言により野心をかきたてられたスコットランドの将軍マクベスは主君を殺して王位についたものの、内外からの重圧に耐えきれず暴政によって罪を重ねていき…
A24製作のアップル映画なのでアートハウス系に仕立てたシェイクスピアという仕上がりでした。
黒人のデンゼル・ワシントンにマクベスを、ジョエル・コーエンの妻フランセス・マクドーマンドにマクベス夫人をやらせるという磐石な演技派メインのキャスティング。それでいて脚本はシェイクスピアの原文っぽいセリフで大仰で古くさくかなりしんどいです。
とはいえコーエン監督なので低予算でも見ごたえある作品に仕上げて今した。
好きか嫌いかで言えば好きじゃないけど。