名優の共演以上に子役のふてぶてしさが素晴らしい「天才ヴァイオリストと消えた旋律」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「海の上のピアニスト」のティム・ロスと「トゥモロー・ワールド」のクライブ・オーウェンが共演の音楽ミステリーです。

1938年、ロンドンに住む9歳のマーティンの家にバイオリンの才能豊かなポーランド系ユダヤ人の少年ドヴィトルがやってくる。マーティンと兄弟のように育ったドヴィドルは21歳でデビューコンサートの日を迎えるが当日になって、姿を消し…

ティム・ロスとクライブ・オーウェンの共演が見せ場になると思っていましたが、クライブ・オーウェンは終盤に出てくるだけでした。
それでも彼がヴァイオリンを弾く場面は意外性があって確かに見せ場でしたが、それ以上に回想シーンの天才ヴァイオリニストとして登場する子役が演奏ぶりも演技も素晴らしく、彼によってこの作品が魅力的な物になっていました。
彼が登場しない後半は尻すぼみに感じるくらいに。
トータルで久しぶりに堂々たる音楽映画を観た気にはなれました。