燃え殻の作家デビュー作品を映像作家森義仁が初監督したNETFLIX配信と同時に劇場公開となる作品です。
1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。彼女の心に支えられ、がむしゃらに働くボクだったが、1999年彼女はサヨナラも言わずに去って行き…
なんかまあ昔の大根仁風の青春とノスタルジーで、最近、森山未来はこんなやさぐれた役ばっかり。
東出昌大は見た目を変えても東出な演技しか出来ないし…と俳優を攻撃してもしかたないくらい物語に魅力がない。
お前のノスタルジーはどうでもいいよとしか思えなくて、いくら時間軸をぐちゃぐちゃにしても、魅力のないキャラクターはひたすら退屈。
好きなキャストが大量に出演していても見せ場ないし。
描かれる時代を主人公よりちょっと歳上で生きている自分にはあの時代を描くのにもっと面白い題材あるだろとしか思えません。
やたらラブホが出てくるくせにまともなラブシーンが伊藤沙莉だけとか。その前の片山萌美とSUMIREこそ見せろよと思うばかりです。
「うる星やつらビューティフルドリーマー」に影響されたど真ん中世代はこの主人公たちより、ちょっと上の世代だよとか細かいディテールもひっかかります。
まあ原作者の体験を元にしてそうだからリアルなんだろうけど。
とにかく他人のノスタルジーってつまらない。