怪談とついているけど、恐怖要素より美しくも哀しい物語だった「怪談雪女郎」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「悪名」シリーズの田中徳三監督による1968年製作の雪女映画です。

吹雪の夜、老仏師と弟子の与作は山小屋で雪女郎に襲われる。老仏師の命を奪った雪女郎は見たことを誰にも言うなと口止めし、与作の命を助けるが…

物語のベースが民話なので、すごくシンプルな作品で、雪女郎役の藤村志保の幸薄そうな美しさありきの作品でした。怪談とタイトルにはついていますが、怪奇要素はほとんどなくて、もはや雪女郎の哀しい性の物語でした。