新作公開までにシリーズ全作観られるかチャレンジ⑮「007リビング・デイライツ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「冬のライオン」のティモシー・ダルトンによる4代目ボンド、最初の作品となる1987年製作の作品です。

ソ連高官コスコフが亡命を希望し、護衛についたボンドはKGBの殺し屋からコスコフを守る。そのコスコフからスパイ暗殺計画が明らかになり…

これまでにない硬派なイメージのダルトンボンドですが敵のスナイパーが美女だと射殺せずに見逃す甘さも。a-haの主題歌も甘めです。
2代目マネーペニーはメガネっ娘でフレッシュ。
敵の殺し屋がウォークマンのヘッドホンで首を絞めて殺す場面に時代を感じます。
久しぶりの新しいボンドカーは新型のアストンマーチン。凍った湖から雪山をスキーモードで疾走したりします。
後半、フェリックス・ライターも久しぶりに登場。若くて爽やかで今までのおっさん俳優とはまるで違う雰囲気。
終盤は中東でゲリラのムジャハディンを味方につけ、阿片を密輸するソ連の輸送機で大アクション。輸送機の後ろを開けて、網に掴まっての空中アクションとか無茶しています。
ダルトンボンドはカーラというソ連の狙撃手でチェロ奏者に本気で惚れてプレイボーイ感は希薄です。
それなりにユーモアもあるし、一作で独自の路線を築き上げている気はしました。