新作公開までにシリーズ全作観られるかチャレンジ⑧「007死ぬのは奴らだ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


三代目ボンドのロジャー・ムーアが初登場する1973年製作のシリーズ8作目です。

麻薬事件を追うボンドは麻薬を無料で配り社会の壊滅を図るミスター・ビッグという男に行き当たり…

ロジャー・ムーア最初のボンド作品ですが、馴染み方がハンパないです。もう出てきたときから、シリーズずっとやってましたみたいな余裕が見えるボンドです。
軽口で虚勢を張って、ぶん殴られてすぐやられて危機的状況になってもあせることなく対処します。
コネリーボンドとは全くことなる個性ですが、テーマ曲がマッカートニーのウィングスで変わったなあと思わせるオープニングだし、アクションシーンの見せ方も違います。
これまでアジア人の敵多めでしたが、今回は黒人ばっかりなのがインパクトあります。
大がかりなアクションも空港で飛行機を何台もぶっ壊してチェイスしたり、大量のワニに囲まれたりバリエーションも豊富。
後半にはパトカーと高速ボートのチェイスはなかなかド派手。
ヤフェット・コットー演じるミスタービッグの死に様は映画史に残るユニークさで一度観たら忘れられないレベル。
終わったと思ったら列車内でのバトルもあり、サービス満点の一作でした。