方向性を間違えて少女とか出してぬるくなってしまった残念な続編「ドント・ブリーズ2」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


盲目の老人の家に侵入した若者たちが恐怖を味わうヒット作品の5年ぶりの続編です。監督は前作フェデ・アルバレス監督と共同脚本を手掛けていたロド・サゲヤスに交代。

あれから8年、盲目の老人は惨劇の屋敷で一人の少女を育てていた。ある日、二人の前に謎の武装集団が現れ…

前作は盲目の極悪非道の元ネイビーシールズだったジジイがあんなにスケベだったのにまっとうに少女の養父になっていて、麻薬組織のボスだった少女の実父がある理由で彼女を奪還しようとする話です。
「ターミネーター」のように殺人マシンをヒーローに改変しようとするばかりか、少女やかわいい犬など出して温い路線変更とゴア描写が相容れず、ご都合主義な展開で実の父を悪人にしたてあげ、最低なラストを迎えます。
まあ元々続編を作るべき作品でなかったのかもと思いますが、監督の交代も失敗の大きな要因だと思います。