
「ひとくず」の上西雄大が大阪・西成を舞台に描く「どついたるねん」の赤井英和主演のアクションドラマです。
大阪新世界、かつてヤクザの組を潰して回ってうた村上勝太郎はボクシングジムをしていたが練習生が覚醒剤取引で逮捕されたことでジムをやめ、串カツ屋で働いていた。ある日、新世界で少年徳永武に出会い、勝太郎は声をかけるが武は逃げてしまい…
主要キャストが中年で顔がシワシワに映っていて撮影がかなりひどいですが、物語自体は昭和っぽくて嫌いじゃないです。
上西監督の前作「ひとくず」同様悪党には暴力で立ち向かうというスタンスが貫かれていて、その開き直りが痛快さにつながっています。
キャストの大半が無名キャストなのはきっと監督の知り合いなんだろうと思います。
プロデューサーも上西監督が兼任していて、多くのキャストがスタッフも兼任しているバリバリのインディ映画でした。
もうちょい予算があってプロのスタッフが撮影に携わっていたら、シネコンでも公開出来るのでは?