エログロ抜きでキワドイ復讐劇に挑むキャリー・マリガン渾身の一作「プロミシング・ヤングウーマン」 | キネマ画報

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「ザ・クラウン」などの女優エメラルド・フェネルが自身のオリジナル脚本を監督した長編映画監督デビュー作品です。

平凡な暮らしをしているかのように見えるキャシーは夜毎外出し謎めいた行動をしていた。その裏にはある事件によって未来を奪われたことから復讐を企てがあった…

医大生時代に親友が男たちに陵辱され、彼女を失ったことに7年かけて復讐する30女の話です。
主演のキャリー・マリガンやマーゴット・ロビーがプロデュースに名を連ねるだけあって、エログロを匂わせながらも直接的にそういう描写は一切なく、逆に甘すぎるくらいのポップさでデコレーションされた復讐劇でした。
途中のラブラブ展開に復讐やめちゃうのかと思いきやきっちりそれがどんでん返しに活かされていて作劇は見事です。
ヒロインのお父さん役が観たことある俳優だなと思ったら「ハイランダー」の悪役クルガンを演じていたクランシー・ブラウンでびっくりでした。