富司純子と「新聞記者」のシム・ウンギョンがW主演の人間ドラマです。
夫に先立たれた絹子は孫娘と椿咲き誇る一軒家に住んでいた。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、金魚が死んでしまう。ある日、絹子に一本の電話がかかってきて…
写真家の上田義彦がどれほどの人か知れませんが薄っぺらいドラマと間延びした編集でシム・ウンギョンやチャン・チェンという国際的な名優の起用ではどうにもならないくらいダメダメな仕上がりでした。二人の起用も違和感しかないし。
ドラマも流れも関係なく挿入される美しい映像はひたすらうざくて、苦痛な時間が続きました。なんでこんなに退屈なのかがラストではっきりします。
監督はあの一軒家を映画として記録したかったからなのだと。豪華キャストは出資を募るためのエサでしかないのだと。