マストロヤンニとアンナ・カリーナが共演してヴィスコンティが監督した名作文学の映画化作品「異邦人」 | キネマ画報

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アルベール・カミュの代表作を「ベニスに死す」のルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化した1968年製作の作品です。

第二次世界大戦前のアルジェ。会社員のムルソーのもとに母の死の知らせが届く。葬儀で涙も流さない彼は翌日、元同僚の女性と喜劇を見に行き、夜をともにする。その後、友人とトラブルになったムルソーは預かっていた拳銃でアラブ人を射殺してしまい…

「ひまわり」などで知られるマルチェロ・マストロヤンニが主演でゴダール作品のミューズのアンナ・カリーナが共演して、カミュの名作をイタリアの巨匠ヴィスコンティが監督しているにもかかわらず映画ファンにはすっかり忘れ去られていた作品です。興味津々で観ましたが忘れられていたのも頷ける仕上がりでした。
これといってダメな部分があるわけでもないのに、まるで面白くないのは原作に縛られ過ぎて映画的な輝きに乏しいからかも。