キャストをシークレットにする話題作りが逆効果な「ドクター・デスの遺言 BLACK FILE」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


実在の人物にヒントを得た中山七里の小説を「サクラダリセット」の深川栄洋監督が北川景子と綾野剛のW主演で映画化した作品です。

終末期の患者ばかりが相次いで不審な死をとげる事件の捜査を担当する犬養と高千穂は依頼を受けて患者を安楽死させるドクター・デスと呼ばれる医師にたどり着くが…

北川景子、綾野剛、深川監督と最近ハズレばかりなイメージ(北川景子は「スマホを落としただけなのに」がヒットしているけど、大半は内容的にも興行的にも失敗している作品に出ているイメージ。でも嫌いじゃないからだいたい観ている)の三人が集まって当たり前のように2時間ドラマでいいような仕上がりになっていて、やっぱりなという感じ。
リアリティーが皆無な刑事ドラマで見せ方にも工夫がなく演技も昭和みたいな感じ。音楽も安っぽいしこれで原作ファンは満足出来るだろうか?
深川監督はなぜ毎回ベストセラーの映画化に失敗しているのに大作が任されるのか?
たぶんギャラ安い、低予算、短期間で作ってくれるコスパのいい監督なんだと思います。
キャストをシークレットにするせいで犯人が誰かバレバレになるし、そんな話題作りが作品の弱さを物語っています。
隠されたキャストは隠すほどかよって思われて可哀想。豪華キャストがもったいないです。
中山七里は映画化に向いていないのか?