大島優子が脱いでいたらもっと評判になっていたかもな「生きちゃった」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「町田くんの世界」の石井裕也監督がオリジナル脚本を映画化した作品です。

高校から仲の良い幼なじみ厚久と奈津美、そして、武田。厚久と奈津美は結婚し、5歳になる娘がいるが厚久は奈津美の浮気を知ってしまい…

香港国際映画祭の企画で作られた作品で裸がNGということもあり、大島優子が浮気している場面とかデリへル嬢の場面とか不自然に脱いでいないのが残念でしたが、映画としてはなかなか予想外な展開がちりばめられていて楽しかったです。

奈津美は武田が好きだけど、厚久は奈津美を助けるために別の女性と婚約破棄してまでも一緒になり、武田は厚久と一緒にラブソング歌手を目指していたけど、夢は一緒に会社を持つことに変わっていたりします。
いろんな感情が奈津美からぶつけられ、厚久は思っていることが言葉に出来ず、そのせいで負の連鎖が起こります。
そんななか厚久の兄が大麻中毒の引きこもりでとんでもないことをしでかして物語をかき回します。
大島優子のデリへル描写がリアリティー無さすぎて監督が風俗に行ったことがないのがよくわかります。逆に妻との離婚のゴタゴタに監督の満島ひかりとの破局もこんな感じだったのか?と勘ぐってしまいます。
若葉竜也演じる武田はずっと受け身ですが、終わってみるとこれは武田の厚久への片想いのBLなんじゃないかなとも思いました。二人で手を繋いでラブホに行ったりするのもそれを匂わせるためとしか思えないし。