柳英里紗さん守屋文雄監督のトークショー付きで観た脅威の96分1カット映画「すずしい木陰」 | キネマ画報

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「まんが島」の守屋文雄監督と柳英里紗が再び組んだ木陰にかけられたハンモックで微睡む女性を捉えた1シーン1カット96分の問題作です。


守屋監督、柳さんの30分のトークショー付きでした。
守屋監督は日本のタル・ベーラと紹介されて登場。
何も起きない映画と言われる作品があるけど、実際はいろんなことが起こっている。柳さん寝ている姿何分観られるか?長編で作りたいと。
柳さんはそれを聞いて疑問もなく、守屋さんの作品に出たいという思いだけ。
守屋さんはそれを聞いて大丈夫かと思ったと。
こういう作品を観たことないし、観たいと思ったと。
柳さんはカメラがまわる10分前から寝ていて、ピヨピヨと出入りのタイミングは守屋監督からの指示で動いたそうです。それ意外の動きはほぼ自由。
柳さんは96分演技したと。
1泊2日で4テイク撮影したと。初日はみんなNGだと感じて2日目で。1日目は絶望的な気分だったけど、柳さんは温泉に入り無敵モードになったと。上映版は4テイク目のもの。他のテイクは予告のほとんど正面の位置から撮影。
太陽のフレアと柳さんのフレームアウトは偶然。
煙は蚊取り線香。
セミがうるさくてお客さんが帰った劇場もあるとか。
カラコレはなく音は時間かけて調整したと。
2018年撮影、2019年7月シネマスコーレで御披露目。そのときは怖かったと。柳映画祭だったから柳さんいれば成立するとは思ったと。一番後ろから観ていてお客さんが帰らないのを観て劇場公開に踏み切れた。
柳さんも御披露目が初見で普通に観れると実感。
みんなと寝ようとくらいの気持ちだったけど96分感じることなく観れた。無敵モードのせいで自信はあった。
試写で感想を聞いたらみんな違う感想だったと。
京都の映画館の人には素敵な時間を過ごせましたと言われ、へーっと答えてしまった。
今年残念なことばっかり…
12月12日から柳映画祭決定!
最終日には「すずしい木陰」4DX決定!!