フレンチホラー「マーターズ」のパスカル・ロジェ監督がアメリカに進出しジェシカ・ビールを主演にした2012年公開のサスペンス作品です。
6年前に鉱山が閉鎖され、急速に寂れていく炭鉱の町で次々と幼い子どもたちが行方不明になる。人々は正体不明の誘拐犯をトールマンと呼んでいた。
町で診療所を開く看護師のジェニーはある夜、自宅から何者かに連れ去られた子どもを追いかけ、そのトラックに飛び乗るが…
ジェシカ・ビール演じるヒロインが育てた子が誘拐されトラックに追いつくも見失い路上で倒れる。捜査していたFBIが彼女を見つけダイナーに連れていく。ダイナーの人たちは殺気だっていて、それを察知した彼女は逃げ出す。街の連中は武器を手に彼女を探しに出て…
という中盤の予想外の展開からがぜん面白くなるサスペンスでした。
ホラーとばかり思っていたので、後半の展開は全くの予想外でこれは確実にネタバレ案件です。
「マーターズ」とは違いグロテスクな描写もなく純粋にサスペンスとして楽しめる良作でした。
ジェシカ・ビールがエグゼクティブプロデューサーに名を連ねるのにも納得です。