「メビウス」のキム・ギドク監督の2006年の作品です。日本の女優で「欲動」などの監督もしている杉野希妃も出演しています。
セヒとジウは付き合い始めて2年の恋人同士。セヒはジウが自分に飽きてしまうのではないかとの不安にさいなまれある日整形を決意しセヒの前から消える。半年娯楽、顔を変えたセヒはスェヒと名前を変えてジウの前に現れ…
いきなり杉野希妃が普通にカフェ店員役で登場してびっくりでしたが、序盤だけの出演でした。
物語はキム・ギドク特有の寓話的なラブストーリーです。
ヒロインの突飛な行動がなかなか楽しくて、スェヒとしてジウと愛し合うようになってから、セヒとして再会するときの姿がなかなか面白い展開でコミカルですらあります。
ラストが冒頭とリンクしていて秀逸です。
もう14年も前の作品ですが、登場人物が使うツールくらいしか古さもなく、劇場公開のときより今の方がなんか楽しい映画でした。