80年代の松田優作をAmazonプライムで観る①髪の毛サラサラの優作登場「ヨコハマBJブルース」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「その後の仁義なき戦い」の工藤栄一監督と松田優作による1981年製作の探偵物です。

元刑事で売れないブルースシンガーのBJは生活のために仕事の合間に私立探偵をやっている。
横浜を支配するファミリーのボス牛のところへ家出少年の明を探しにいくが明は探さないでくれと伝えてという。翌日、かつての同僚刑事圭介とゴルフ場で会うと彼はBJの前で狙撃され…

70年代のワイルドなモジャモジャ優作からサラサラヘア優作への転換期の作品です。
宇崎竜童、内田裕也、安岡力也、辺見マリとミュージシャンがかなり出演しています。
優作自身もライブシーンがあり、ブルースを歌います。
横浜だからが横浜銀蝿の曲も流れます。
「狂い咲きサンダーロード」の山田辰夫と劇団GAYAが出ていたり、物語に当時映画「クルージング」で話題になったハードゲイを取り入れていたり、松田優作が原案だけに当時彼の琴線に触れたものをてんこ盛りしたような内容ですが、若いイケメンとイチャつく場面もあり、今のBL好きにも刺さる映画な気がしました。