松田優作の遊戯シリーズを一気に観る②コミカルパートがちょっと増えて意外なキャストも!「殺人遊戯」 | キネマ画報

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村川透監督×松田優作主演の遊戯シリーズ第2作です。1作目と同じ1978年公開作品です。

5年前、鳴海昌平は頭山会会長を仕留めたとき、目撃者の美沙子を見逃し海外に逃亡していた。帰国した鳴海は銀座で美沙子と再会するが彼女は勝田組組長の愛人になっていた。
勝田は抗争中の花井組の花井組長を二千万円で始末するよう鳴海に依頼するが…

遊戯シリーズで主人公の名前は鳴海昌平ですが、物語的には前作と何も繋がりはありません。
前作で端役だった阿藤海さんが相棒役に昇格していたりします。
後にドラマ「探偵物語」のレギュラーになる竹田かほりさんが出ているのは「探偵物語」ファンとしては嬉しかったです。
「男はつらいよ」の源公役の佐藤蛾次郎がヤクザ役だったりする意外なキャスティングがアクセントになっています。
鳴海昌平が完全に殺し屋になっているのも前作とは違うところ。
序盤にはコミカルなパートが長めにあります。
途中にも「人間の証明」を観に行くんで!とか自らの出演作をいじるおふざけセリフがあります。
エロシーンは前作よりも控え目。
松田優作の歌が挿入歌になっています。
前作同様トレーニングシーンとかあるのは何かこだわりを感じます。
アクションシーン長回しも健在でこれもこのシリーズの持ち味かも。