177分の完全版はミュージカルシーンもたくさんあって映画の印象が全然変わる!「ロボット完全版」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


今週「ロボット2.0」が公開になるので前作をおさらいです。

バシー博士な10年かけて完成させた自分とそっくりな感情を持ったロボットのチッティが博士の恋人サナに恋をする。しかし、サナにふられ博士に廃棄されたチッティは自分のレプリカを量産してロボット軍団を結成し…

ノーカット版は177分ある大作です。「ムトゥ踊るマハラジャ」のラジニカーントがロボットになるというインドならでは強烈な発想の作品です。
ロボットを踊らせたり、ひどい言葉を教えたり、表皮におっさんの皮を被らせたり独特過ぎます。
劇場で観てから数年経つと後半のCGアクションばかり印象に残っていましたが、前半には壮絶な列車内での肉弾アクションをがありました。
中盤のチッティがサナへの恋心を歌うEDMなミュージカルシーンも改めて観るとかなり楽しいです。
すぐ後にヒップホップな音楽でのミュージカルシーンもあって嬉しい限り。カット版にはこの辺がなかったのかも。これがあるとないとでは映画の印象が全く変わります。
後半のチッティがバシー博士に破壊されるくだりもミュージカルシーンがないと感情移入の度合いが変わると思います。
後半の悪いチッティの揉み上げが稲妻みたいで頭に変なメッシュ入っているところがなかなか笑えます。この時点で2.0って名乗っていました。2.0を連呼する曲も流れどえらいカーアクションが展開しています。
ただ終盤のCGアクションにインド映画の魅力は皆無でこのダレまくりエンディングがこの映画の印象わ悪くしています。
新作「ロボット2.0」の予告もCGアクションだらけなのが不安です。