樹木希林さんが公開まで立ち会えたらもっと違う仕上がりになったのではと思う「エリカ38」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


昨年亡くなった樹木希林が浅田美代子の為に企画し製作した実際の事件をもとにしたサスペンスです。

渡部聡子はエリカと名乗り愛人の平澤の指示の元、支援事業説明会という名目で人を集めて架空の投資話で大金を集めていた。しかし、平澤が複数の女と交際し自分を裏切っていることを知り…

樹木希林さんのここ数年の出演作品はどれもかなり面白かったので樹木希林さんがプロデュースしたこの作品は絶対面白いだろうと思っていました。
しかし、残念ながら不快感の高い今一つ乗り切れない作品でした。
それはやっぱり浅田美代子が38には全く見えないし、あの事件を演じるのに適任ではない感じなのかも。
それ以前に薄暗い画面の質感や音の使い方が神経を逆撫でする演出でイライラしました。
もうちょっとコミカルにした方が楽しめる内容だったのでは。
樹木希林さんが公開まで生きていたらこの仕上がりはなかったのではというクオリティーでした。
残念。