京都を走る路面電車嵐電を舞台に描く3つのラブストーリー。
鎌倉から来たノンフィクション作家の平岡は嵐電の線路の近くに部屋を借り、嵐電にまつわる不思議な話を取材する。修学旅行で青森から来た女子学生南天は電車をスーパー8で撮影する地元の少年子午線と出会う。太秦撮影所の近くにあるカフェで働く嘉子は撮影所にランチを届けたとき、東京から来た俳優吉田に京都弁を指導することになり…
三重出身の大西礼芳(あやか)がヒロインなのがレアです。まず三重出身でメジャーな仕事をしている女優なんてなかなかいません。「花と雨」では帰国子女役で英語セリフも巧みにこなしていました。彼女はNHKの朝ドラから民放のゴールデンや深夜ドラマみで幅広く活躍していますが京都造形芸術大学出身なのが今回の起用のきっかけと思われます。
三重出身なので関西イントネーションもネイティブなのでハマり役です。
やっぱりご当地映画に方言はマストです。
京都で嵐電に乗ったことがありますが、太秦の撮影所とかいかにもロケーションでした。
ちょっと幻想が入ったような演出も京都っぽさを滲ませます。
キャストも物語も地味ですが、なかなか好感度が高い作品でした。
久々に聴くあがた森魚さんの曲もやっぱり好きです。