「カメラを止めるな!」スピンオフの監督は本当はこういう映画を作っている「君がまた走り出すとき」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


世界6大マラソン大会を走破した川口市の市民ランナー古市武の姿に感化された人々を描く人間ドラマ。きのうの「カメラを止めるな!」スピンオフ「ハリウッド大作戦!」を監督した中泉裕矢監督のちゃんとした長編映画でもあります。

訳あって犯罪に手を染めた翔太は警察に終われて逃げ込んだ民家で老婦人に孫だと勘違いされる。成り行きでその家に住むことになった翔太は本当の孫の佳織と鉢合わせし…

原案も監督自ら手掛けていて、川口市が製作しているせいもあり完全に川口マラソンありきな物語ですが、いろんな人間模様を盛り込んだ結果、川口マラソンのシーンの時間をそれぞれのキャラのエピソードに当てた方が良かったんじゃないかと思う映画でした。
「カメラを止めるな!」要素は1ミリもないのでカメ止めファンは観なくてもいいですが、寛一郎はいい味出していました。
山下リオも久しぶりの主役級の役でしたが彼女の魅力がもっと活かせないものかとやきもきしました。
山下リオは映画よりテレビの方がはまり役もらいがちで「フルーツ宅配便」みたいな役を映画で観たいものです。
彼女のナイスバディを活かさないのが実にもったいないです。