「クリード 炎の宿敵」に「ロッキー4 炎の友情」でのロッキーの宿敵イワン・ドラゴが息子と登場するということで観直しました。
ソ連から科学により強靭な力を産み出したイワン・ドラゴがアメリカにやって来て対戦相手にロッキーを指名する。しかし、ロッキーとの対戦前にロッキーの親友となったアポロがエキシビションで対戦するが…
予告編で星条旗柄とソ連の国旗柄のボクシンググローブが打ち合って爆発する予告を観たときからただごとではない勢いを感じ、本編を観たらジェームズ・ブラウンのライブシーンがあったり、予想の上を行くテンションの高さで忘れられない一本になった青春時代の思い出の作品です。
スタローン自身が脚本&監督しているせいもあり、当時のスタローンのイケイケなテンションが演出にみなぎっていて、内容はスカスカだけど、スカスカなりにはったりが効いた撮影や編集は今観てもかなり気持ちよい仕上がりです。
ジェームズ・ブラウンのノリノリなライブからエキシビションマッチでの悲劇との落差がすごく絶望感もすごいです。
さらにロッキーとドラゴのトレーニング場面のカットバックもスタローンイズムが詰まった名場面になっています。
「クリード」の新作を観ようと思う人にはぜひ観てもらいたい作品でした。