実際に不倫中のホン・サンス監督とキム・ミニが描く不倫女優の物語「夜の浜辺でひとり」 | キネマ画報

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「お嬢さん」のキム・ミニと「3人のアンヌ」のホン・サンス監督のコラボシリーズの一編です。
キム・ミニはこの作品でベルリン国際映画祭で主演女優賞を受賞。

不倫スキャンダルでハンブルクに逃げてきた女優ヨンヒは会いに来ると言ったまま現れない恋人を待ちながら後悔と欲望をひきずる。月日が流れ帰国した彼女は女優復帰を考え始めるが…

ホン・サンス監督は30年連れ添った妻がありながら、キム・ミニとの交際を公にしています。
キム・ミニも「お嬢さん」でブレイクした矢先にホン・サンスとの不倫で騒がれて韓国では大きく二人の不倫が報道されたそうです。
でも日本ではまだコアな映画ファンにしか認知されていないのでこの作品も世間の注目を集めることなくひっそり公開されています。
「それから」同様、ひたすらどこかで会話しているだけの映画でした。
もはやこれは愛人である女優と一緒にいる口実を作るための映画でまったく観客を楽しませようという工夫のないおそるべき作品です。
こんなサービス精神が欠落した作品をお金取ってみせるのってどうなのか?内容がクソでもスキャンダルが話題を呼んでお客さんが入ってしまうのはどうなのか?