狼にとりつかれてその生存確認するため大量のカメラを公費で買い込んだ彰は猟師会の会長職を追われる。
彰は単身山に入りついに狼を見つける。
猟師会はカメラで狼の姿を確認すると、みんなで山に入り…
恐ろしくシンプルな話を前半は老ハンターの狼に対する執念を描くより猟師会のゴタゴタを中心に描き、藤竜也のムダ使いが過ぎる贅沢さです。
終盤にあっさり狼が見つかると絶滅したはずの動物相手にそんなことせんだろうという展開になり唖然としました。
監督が謎のキューバ人である以上に河瀬直美色の強い一般向けじゃない独特なドラマ展開の映画でした。「2つ目の窓」でヤギの解体を長々見せた河瀬監督のプロデュースらしく鹿の生首を子供たちの前に投げたり、鹿の解体とかするシーンがあるのでグロ注意です。
なんか東吉野の人が完全に悪者に描かれているけど、ロケ地の人はこれを観てどんな感想を抱くんだろう。
とはいえ藤竜也はそこにいるだけで見応えがあり映画でした。