ここ数年世界中でヒトラー映画が大量に作られているという現実「ヒトラーに屈しなかった国王」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


第二次世界大戦中、ナチスに対抗したノルウェーの国王の物語です。

1940年4月、ナチスドイツはノルウェーの首都オスロに侵攻しノルウェーに降伏を迫る。しかし、国王はこれを断固拒否しオスロを離れる。
ドイツ軍は空爆を開始し…

国王がおじいちゃんなので地味な人間ドラマかと思っていたらがっつり戦争映画でびっくりです。
内容的にはノルウェー版「日本のいちばん長い日」みたいな感じ。国王だけでなく若い兵士にもスポットを当てて多面的に国王の決断を描いています。小さい箱での上映でしたが、客席はけっこう埋まっていました。
現在この作品を上映している映画館ではアウシュビッツで虐殺があったかを証明する法廷劇の「否定と肯定」、さらにナチスからユダヤ人を逃がす「ユダヤ人を救った動物園」というヒトラー及びナチスを扱う実話ベースの作品が3本も公開されています。
この先にも「永遠のジャンゴ」とかナチス感あるポスターの作品が公開予定です。
なぜ今こんなにナチスがらみの作品が製作されまくり、お客さんを集めているのか?
世の中が戦争に傾きそうな空気があるからナチスという絶対悪に対して対抗した人々が映画に描かれ続けている気がします。