昭和のエロ漫画の実写化作品だけど、いろいろと才能を感じさせる「やるっきゃ騎士」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

{16D06A10-490B-4F92-8723-F78703897040}
1980年代に人気を博したみやすのんきの代表作の映画化作品です。
つまりエロ漫画が原作です。そんな作品にも柳英里紗さんは出演するのです。

聖愛学園に転校してきた豪介は静香を会長とする自治クラブが女尊男婢を掲げて男子の勃起や淫らな妄想を禁じていた。
静香の右腕チカコが男子に勃起我慢を強いているのを見た豪介は静香に男子生徒会を作り要求書を掲げるが…

柳さんは登場するなり、男子にエロ画像を見せ、勃起を我慢させ、出来なかったものは部活の予算を与えないというすごいプレイをしていてびっくりです。
指を指して「ちょっとそこの男子~!」という漫画みたいなセリフも体現しています。
豪介にがっつりスカートめくりされたり、豪介の粗チンを笑ったり、スク水になったり昔のエロ漫画まんまなシーンをテンション高めに演じています。

会長役は「無伴奏」の遠藤新菜が演じていて、豪介役はブレイク前の中村倫也がやっていたり今や売れっ子の柾木玲弥が出ていたりでなかなかのキャスト揃いです。

2015年の公開時には全く話題にならなかった作品ですが、こんな題材ですが映像的にもセンスを感じるなかなかの良作でした。
ちゃんと漫画チックだし、それでいて寒くならないのはそれだけで演出の上手さを感じます。

この演出力があれば題材さえ一般ウケするものならもっと評価されるんじゃないか。