貧乏パンクバンドがネオナチと殺し合いするバイオレンス映画「グリーンルーム」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


昨年自動車事故で亡くなったアントン・イェルチン主演のスリラー映画です。

貧乏パンクバンドがラジオDJに紹介されたライブハウスへ行くとそこはネオナチのたまり場だった。さらに楽屋には死体が転がっていて、その殺人の罪を押し付けようとするライブハウスのオーナーに楽屋に閉じ込められてしまう。
脱出を試みたバンドメンバーは取っ捕まって殺され、残ったメンバーは決死の脱出劇を試みるが…

密室サスペンス的な展開になるのかと思いきや、密室サスペンスよりネオナチとの残酷な殺し合いが後半のメインでした。
俳優のネームバリュー順に死んで行くという意外性のなさにびっくり。バンドメンバーが仲間の死にも動じないし、躊躇なく殺し合う様に違和感を覚えました。
もうちょっとためてからじゃないと感情移入出来ません。ネオナチも中途半端な悪さで殺せモードが高まらないのでただの殺し合いに見えてしまいます。

そういう意味ではちょっと前の「ドント・ブリーズ」見事な密室サスペンスだっただけにこのタイミングでの公開は損したかも。