ロリコン映画の監督がショタコン映画を作ったら…「エヴォリューション」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

{783E9DFF-2985-4009-B7F1-66F76BC47AC6}ギャスパー・ノエプロデュースのロリータ映画「ミミ」「エコール」のルシール・アザリロヴィック監督の新作です。

その島には若い女と少年しか住んでいなかった。10歳のニコラは海底で少年の死体を見つけてから自らの生活に疑問を持つ、母と名乗る女と生活し、なぞの薬を投与されあやしげな食事を与えられていた。
いつしか少年たちは謎の医療施設に入れられお腹に何かを施術され…

大抵の人が嫌悪感を抱きそうな映像が氾濫する映画です。何かの死骸っぽいのとか、何かの手術的なのとか、臓器っぽいのとか、大人の女と少年のからみとか。あまりの嫌な映像オンパレードに「アンダルシアの犬」を思い出しました。
それでも水中撮影とか美しい場面もあり、美醜がミックスされていて、物語もあるにはあるけど監督の中にあるイメージをつなげる方便でしかない気がします。

「ミミ」も「エコール」も少女映画でしたが、それはギャスパー・ノエの志向で、この作品を観る限りは監督の歪んだ少年愛によるショタコン映画なんじゃないのかと思いました。