
ジョニー・デップの子を産みながら結婚しなかったヴァネッサ・パラディの主演作です。
「ダラス・バイヤーズ・クラブ」のジャン・マルク・ヴァレ監督の2011年の作品。
カナダのモントリオールで暮らすDJアントワーヌは幼馴染みで結婚し、二人の娘をもうけた妻キャロルと幸せに生活していた。
しかし、父と参加した断酒会でローズと知り合い彼女を新たなソウルメイトと思い、キャロルと離婚。
フランス・パリで美容師をしているジャクリーヌはダウン症の息子ローランと二人暮らし。
ローランは7歳にもかかわらず、同じくダウン症の少女ヴェラと強烈に惹かれ合い、会うと別れるのを猛烈に嫌がる。
学校ではローランとヴェラの関係が他の生徒に悪影響を与えると言われ、ヴェラ家族は引っ越し二人は引き離されるが…
アントワーヌに去られたキャロルはたびたび悪夢を見るようになる。
その夢にはダウン症の子供が決まって出てくる。
その夢の意味を知りたくて彼女は霊能者のもとを訪れるが…
ヴァネッサ・パラディ主演と思いきや、メインはDJと元妻の別離からの回復への物語がメインで、たびたび挿入されるエピソードが終盤になんであったか明かされます。
もはやこれは小規模な「クラウドアトラス」ともいうべきスピリチュアルな要素が多分に含まれる物語で、実話に基づくヒューマンドラマ的なものを期待してしまうとズッコケます。
ポスターとか見たらヒューマンドラマを期待せずにいられないし、監督が「ダラス・バイヤーズ・クラブ」のと聞いたらそういう映画だと思います。
結果貴重な体験が出来たとは思いますが、自分に限らず思っていたのと違うと思う人が大半だと思う。(どんたけ思うんだ)