
山下敦弘監督の新作であり、二階堂ふみがヒロインの映画だから観にきましたが、劇場のお客さんの9割8分は渋谷すばる目当てなのが瞬時にわかる客層でした。
赤犬のライブに飛び入りし歌い上げる謎の男。
彼の歌声を認めたバンドマネージャーのカスミは記憶喪失の彼をポチオと名付け次のワンマンライブで歌わせることにする。
しかし、ひょんなことで記憶を取り戻した彼は自分を襲った男のところへ出向き…
監督の大学の先輩のバンド赤犬が大フィーチャーされていますが、完全にすばるのワンマン映画です。
「エイトレンジャー2」の彼の役と同じキャラと思えるほど、すばるのキャラはすでに確立されていて、ある意味キムタクが何を演じても同じに見える境地にきています。
お目当てだった二階堂ふみは微妙に関西弁のイントネーションが違うのが残念。
出番は多いけど存在感は「エイトレンジャー2」の前田敦子クラスでした。
最後のライブですばるは演技より歌の方が魅力的だと思わずにいられなかった。
山下敦弘監督の映画としてはアレだけど、すばるファンにはすばるをひたすら見続けられるいい作品かも。