東京女子流ヲタじゃないけど何度も観てしまう今年最強のアイドル映画「5つ数えれば君の夢」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。



東京女子流主演のアイドル映画です。

きょう乃木坂46の「超能力研究部の3人」を観たら、この映画を見直したくなったのでブルーレイで観ました。

劇場公開のときには違う劇場で2回観て、毎回泣きました。
監督の舞台挨拶も行きました。

40過ぎのオッサンが20代の女性監督が作ったアイドル映画にハマリました。

女子高の学祭で行われるミスコンに関わる5人の女の子たちの群像劇です。

彼氏に釣り合う女になりたいとミスコンに出る宇佐美、宇佐美を崇拝するピアノ女子の都、ダンスに生きるりこ、りこにミスコンの手伝いを頼まれる園芸部さく、ミスコンを仕切るいブラザーコンプレックスの委員長。

それぞれの感情がミスコンを機会に爆発します。

その盛り上がりが半端なく毎回ミスコン直前のプールのりことさくのやりとりを観て号泣です。

すごく低予算だと思われますが、息を飲む美しいショットの積み重ねに胸が鷲掴みにされます。

撮影や編集のみならずセリフの言葉遣いの美しさに打たれます。

「君の美意識が好きだよ」

繰り返し出てくるりこの言葉。この凛とした言葉が彼女のキャラクターにぴったりで痺れます。

1990年の「櫻の園」に匹敵する少女映画だと思います。

もう今年不動のNo.1です。

公開時にはほとんど話題にならなかったけど、ソフト化された今こそ評価されるべきだと思う。