AKBのニューシングル「恋するフォーチュンクッキー」のtypeAKBをフラゲして、さっそくDVDを全部観ました。
まず「KFC」自体が名曲でMV観ながら涙。なんか心暖まる感じがたまらないです。この社会全体を共感させる感じはモー娘。の「ラブマシーン」以来なのでは。
また振り付け動画も引きの3Sのダンス映像にもかかわらずAKB研究生のパフォーマンスの良さが十二分に伝わります。
最近のAKBは有名監督とのコラボがMVの売りになっていましたが、今回はMVではなくSF少女ドラマシリーズ「ADS77」という作品で犬童一心監督が起用されていました。
舞台劇スタイルで各ディスクに一幕ずつ収録され、全三幕構成になっています。
時は2041年、青木家には4歳のとき事故で亡くなった娘ナナの替わりに少女型ロボットADS77が支給されていた。
一人娘を事故で亡くした悲しみをこの4歳児そのものな行動をするロボットに癒された夫婦は、後に二人の娘を授かる。
年頃に成長した娘たちはいつまでも子供じみた姉のロボットをいつしか疎ましく思うようになっていた。
そんな折、ADS77が発ガン性物質を発生させることが発覚し、同タイプのロボットは廃棄処分にされるというニュースが・・・
77=岡田奈々で、進行役がヒラリーとこじまこ、二人の妹にはサホとミキが。
この作品の成功の一因は舞台劇スタイルであること。
普段AKB48劇場の舞台に立つ彼女たちは舞台でこそ自分たちの見せ方立回り方がわかるからなのかもしれません。
彼女たちの演技力は全く気にならないし、しっかりと物語に没頭でき、一幕ごとのクライマックスで泣かされます。
映画というには舞台劇的過ぎますが、SFドラマとしては極上のストーリーで、びっくりです。物語のオチもちゃんとKFCにリンクしていてて見事。
犬童監督作品としても上出来の部類で、これは映画ファンも必見の傑作です。
是非ともこれを舞台劇としてやるか、映画としてスクリーンで見たいものです。