SKEのニューシングル「チョコの奴隷」のDVDをやっと全部見ました。
MVで一番グッと来たのは卒業メンバーによる「それを青春と呼ぶ日」です。
卒業を決めた9人にはそれぞれ全然違う理由があり辞めて行きます。
でもこの別れは終わりではなく、新たな一歩を踏み出す瞬間なのだと、だから私たちも彼女たちをちゃんと送り出さなきゃいけない・・・
そんなことはわかっているけど、彼女たちの達観したような目を見たらやっぱり後悔してしまう。
このメンバーのみんなが選抜に選ばれたわけでもないし、選抜経験者にも選抜落ちしてからの日々があったし、選抜常連組は地元で普通に学生をすることもままならなかったり、家族と離れて東京で連泊するのが辛いという子もいた。
芸能界でのステップアップを考えて辞めるのなら、背中を押しやすい。
でもそんな子ばかりではない現実。
家庭の事情による子もいるのだ。
人一倍頑張っていたのに、チャンスの順番を待つこともままならなかったことが無念です。
すごくサービス精神が旺盛で、本当はすごく面白い子だったのに、それをいかせる場が劇場しかなかった。
食べるのが大好きでダイエットと格闘し続けた子がいた。
9人みんなそれぞれ輝く個性を持っていたし、真っ直ぐ頑張っていた。
でも真っ直ぐだから辞める決心をつけた気もする。
MVのある3曲に登場しない子も特典映像の「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会」には登場します。
司会をするのは松井珠理奈と松井玲奈。
珠理奈が元気だ。気心知れたメンバーの中で、ふと素顔を見せる。
男装した中西に珠理奈があるセリフをせがむ。その気持ちがすごく珠理奈の今の気分なんだなと思う。
玲奈もきっちりイベントを仕切る。本来の玲奈はぼっち気質なのに。
弾丸ジャッキーの体操選手と組まされコントをやる加藤智子のぽんこつさ。安田大サーカスのクロちゃんの代役をきっちりやってのける加藤るみのハートの強さ。
SKEの宴会風景をノーカットで見せるというコンセプトを超えて、ただそこにいるメンバーのその場の空気を想像するだけで楽しい。
長々といろいろ書いたけど、はっきりしたのは自分はまだまだSKEが大好きなんだということだ。