出てくるゾンビがこんなに少ないゾンビ映画なかなかない「ゾンビデオ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

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「ロンドンゾンビ紀行」が思いがけず面白かったので、勢いで観に来ました。

映像制作会社にコネ入社したヒロインが、会社の倉庫にあったビデオの中身をチェックしていると、その中に「ゾンビ学入門」というゾンビのHOW TO ビデオが! 

ゾンビヲタクの先輩とそのビデオを観ているまさにそのとき、会社にゾンビが現れ、社長が襲われてしまう。 

彼女と先輩は、そのビデオを参考にゾンビに対抗しようとするが… 

出てくるゾンビがどう見ても20体未満というしょぼしょぼな超ローバジェットなゾンビ映画でした。(いい意味で) 

B級ホラー&アクション映画のミューズ亜紗美に至ってはTVレポーター役、ゾンビ役、アクション指導まで兼任させられるというすさまじい働きぶりです。  

ゾンビ役にはゾンビアイドルの小明や鳥居みゆきというなかなかの配役。

しかし、あまりに数が少なく恐怖感に乏しい…(いい意味で)

あとはアップフロントと大人計画が集まって、スタッフ、キャストを固めています。 

「ゾンビデオ」というタイトル通り、ビデオを観て、ゾンビ退治という1アイデアで勝負です。 

それを矢島舞美というキャストで予算を捻出したという感じ。

しかし、矢島舞美がありえないくらい出ずっぱりなのは、矢島ファン的に満足なのでは? 

ゾンビ映画好き的にはゾンビヲタの先輩のスキルが全く機能していなくて、ただひたすらウザくて、イラつきました。

とっとゾンビになって首もがれちまえと思うばかりでした。 

お楽しみポイントになるはずの「ゾンビあるある」が、ゾンビになると髪が逆立つとかピントぶれまくりで、まるで活かされてなかったのも残念。 

基本的にゾンビは頭部破壊が命なのに、あまりに頭を狙わない攻撃が多く、頭もげよボケェ!って気分になりっぱなしでした。 

まぁいろいろあるけど、矢島舞美の血まみれタンクトップに免じて、全部許す! 

おしまい。