アクション、コメディ、社会問題てんこ盛りのミュージカル「ボス その男シヴァージ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

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上映時間が長い映画は苦手ですが、インドのスーパースター☆ラジニカーントの作品なので観ました。

アメリカで事業に成功したシヴァージは、インドに戻り全財産を投じて、無料で教育を受けられる大学を設立しようとしていた。 

しかし、大臣は彼にイチャモンをつけ、事業を続けたいなら賄賂を払えと彼に迫る。 

シヴァージは、事業の為に借金をしてまで賄賂を払うが彼と敵対する男が、選挙で別の男を大臣に祭り上げ、許可を取り下げられてしまう。 

彼は事業とともにタミルとの結婚を考えていたが、それもかなわぬ夢に。 

事業は中止され、無一文になった彼は闇社会の人間すら巻き込み、インド中の裏金を回収する作戦を実行する。 

再び大金を手にした彼は、大学だけでなく、病院など多くの事業を起こし、結婚も無事に終えるが、執念深く彼の命を狙うものがいた…

「ロボット」みたいにハリウッド風味じゃないゴリゴリのインド映画でした。 

そして、インドの社会問題にも取り組みながら、ミュージカルで歌い踊り、アクションも映画3本分くらい詰め込められてお腹いっぱいです。 

個人的に嬉しかったのはミュージカルシーンが「ロボット」の倍以上あったこと。

ラジニがエル・マリアッチになって、ギターケース片手にバトルしたり、パロディも満載。

還暦くらいのおっさんがあんなに歌って踊れるもんだろうかと思うほど、踊る踊る! 

歌い踊るラジニは松平健のマツケンサンバのハードコア版のようでもあります。 

今回はさらにラジニが往年のインドスターの物まね的なこともしていて、インドミュージカルの入門としてもいいのかも。

言いたいことはいっぱいあるけど、3時間の長尺に疲れてしまいました。 

おしまい。