残念ながら一番の見所は綾瀬はるかの揺れるおっぱい「プリンセス・トヨトミ」 | キネマ画報

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万城目学のベストセラー小説をを堤真一主演で映画化した作品です。 

国から支給される予算が不正なく使われているかを査察する会計検査員の松平、鳥居、ゲーンズブールの三人が大阪のOJOを調査しに行ったことから、大阪の男たちだけが共有する歴史的な秘密が明らかになる物語。 

始まって早々、誰もいない大阪の街を鳥居を演じる綾瀬はるかが駆け巡るシーンが。 

男子の目は嫌でも大きく揺れ動く綾瀬はるかの胸に吸い寄せられます。 

原作だと岡田将生演じるゲ-ンズブールが女性で鳥居は男性だった気が…

大阪城の前で綾瀬の前に現れるたこ焼き屋は玉木宏。 

この二人、万城目学原作のドラマ「鹿男あをによし」にも出ていました。 

綾瀬はるかは原作者のお気に入りなんでしょうか? 

基本的に綾瀬はるかはコメディリリーフで物語の中心は堤真一演じる松平。 

彼が大阪にまつわる驚愕の秘密・大阪国の存在を暴き、その存亡の鍵をにぎります。

その大阪国の総理が中井貴一。普段はお好み焼き屋をやっている冴えないおっさん。
息子は性同一性障害で中学校にセーラー服を着て行きいじめられていたりする。 

そのセーラー服の息子を庇う女子・久子こそがプリンセス・トヨトミなんだけど、恐ろしくぞんざいに扱われています。 

原作では息子と久子のエピソードだけが面白かったのに…

大阪国という大風呂敷を広げながら、そのあとの展開があまりにも盛り上がりに欠けます。 

鬼の松平がある出来事で簡単に気持ちをひるがえすのがとても残念。 

大阪城周辺を人で埋め尽くすモブシーンを作りながら、それでおしまいな感じ。 

多分原作通りの展開だと思うけど、映画としてはひどくもの足りません。 

しかし、大阪中の人がいなくなるのは変。

女性たちや子供はどこに?たまたま大阪に来ている旅行者や出張の人は?

まぁそんな不粋なツッコミが思い浮かぶのは、物語がそれを超える引っ張りがなかったから。

結局、見終わって印象に残るのは綾瀬はるかの揺れるおっぱいだけです。

脚本は「鹿男」も担当していたと思う相沢友子。 

あのドラマはわりと好印象だったのに… 

あと「SP」で重要な役で出演していた平田満と堤真一が親子役なのはどうかと思う。