
ドラマがエピソードⅣで大きな謎を残したまま「つづく」となっていた「SP」。
今回の「野望篇」はエピソードⅤとなっていて、まさにドラマの続き。
ドラマでは冒頭に前回のダイジェストがあったけど、映画は振り返りもなくいきなり始まります。
その前半はアクションで見せるパートだからドラマを知らない人でも楽しめますが、中盤からSPの新メンバーの登場や与党幹事長の登場と彼らと尾形が企む大義とかがドラマを観てないとついていけなくなります。
本放送で観ていた人も忘れているキャラ(麻田総理をペイント弾で狙撃した男とか、新しい理事官とか)がいると思うのでドラマを見返すのは必須になります。
また井上と尾形と麻田総理にまつわる因縁も映画でフラッシュバックされますが、初見ではわかり辛いかも。
基本ドラマの劇場版はドラマ版のファンに向けて作られているので、これだけ観て理解出来ないのは仕方ないこと。
初心者に向けて作るとファンが観たい続きに足踏みすることになるから。
とはいえ「スパイダーマン2」のオープニングみたいにこれまでのあらすじを上手に見せる手はあっただろうと思う。
この作品の興行しだいで「革命篇」の作りが大きく変わりそうな気もします。