リアクションに困る「ラブリーボーン」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

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近所の変質者にレイプ殺人された14歳の少女の地縛霊目線の映画で非常にリアクション困る展開ばっかりでした。 

大抵この手の映画は残された家族や恋人が必死になって犯人を捕まえようとしたり、あの世の彼女の声を代弁する霊媒師の登場で事件は解決に向かうもの。 

しかし、この作品ではお婆ちゃんがアル中になるわ、母は家出するわで逃避するし、残った父や妹は犯人への手掛かりを掴むもあっさり犯人に逃げられるし、霊媒師的な女の子はただ彼女のファーストキスの代役としてしか機能しない。 

客の期待をはぐらかし続け、ラストも微妙な締め。 

豪華キャストが実にもったいないストーリーでした。

でも安易に復讐に流れないのは倫理的には正しいと思う。