
B級パニックホラーながら、クオリティは「彼岸島」より遥かに上でした。
こちらは製作者がジャンル映画のお楽しみをきっちり理解し、期待した見せ場をしっかり盛りこまれ大満足な仕上がり。
50年以上前からある巨大昆虫に街が襲われるというパニック映画を今の技術で再現したばかりでなく、主人公を登場人物の中で一番のボンクラにするという冒険も。
通常のパニック映画なら真っ先に死ぬようなキャラを主人公にすると、街の危機はいかに回避されるのか?
そういう部分が今までにないサスペンスを産んでいるかもしれません。
またこんな内容なのに家族愛なんかも入っていて、何気にいい話風でもあります。
なんか普通のハリウッド映画と雰囲気違うなあと思ってみているとエンドロールにはアメリカ人ではない名前がズラリ。
なんとブルガリアとの合作映画だったみたいです。
日韓合作の「彼岸島」が残念な仕上がりだったのに対し、アメリカとブルガリアはなかなか相性良かったみたいです。