奥田英朗の「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」をアニメ化した「空中ブランコ」。
第二話は「イン・ザ・プール」に収録の「勃ちっぱなし」。
勃起し続ける症状の患者の話だけに苦心のあとがみられました。
その症状をTVの中でいかに表現するのか?
感想から言うと映画「ララピポ」同様に世界観をポップに描くことで逃げているのだ。
奥田英朗のセックス絡みの喜劇的な小説さは生々しさが味なのだ。
生々しくて必死なキャラクターに感情移入して楽しむのだ。
それをポップに逃げてしまうとこの作品を題材に選んだ意味がないではないか!
これから奥田英朗作品を映像化しようと思っている人に言いたい。
ポップに逃げるな!