
映画館にあったおためしコミックを読んで見事に内容が気になって映画館まで来てしまいました。
興行成績トップの「20世紀少年」と立て続けにコミック映画を放つ日本テレビ。
今回は「デスノート」のライトとL役で名を上げた2人を再び起用。
藤原竜也と松山ケンイチを使うことで女子には嫌われそうな福本マンガの世界をとっつきやすく映像化!
脚本が「デトロイト・メタル・シティ」の大森美香なので安定感がありますが、原作のゲームを若干簡略化してわかりやすくした分、ドロドロした駆け引きやサスペンスが減ってます。
その分、展開がスピーディーで、限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカードと3つのステージが盛り込まれてます。
松ケンは鉄骨渡りのみの登場ですが、「カムイ外伝」より存在感あり。
香川照之がEカードの対戦相手を熱く演じてます。
これも「20世紀少年」のヨシツネより遥かにいい。
他にも光石研や松尾スズキ、果ては佐藤慶まで出演と豪華キャスト!
個人的には光石研の娘役のシークレットキャストが嬉しかった。
例によって批評家の評価はボロカスですが、かつてのプログラムピクチャー的な荒唐無稽さが魅力となっていて、楽しめました。
自身もチョイ役で出演しているところをみると、原作者的にも内容には納得しているのでしょう。
残念なのは最後のEカードが絵的に地味で盛り上がりにかけるところか。