
出張の電車のお供に読みました。
「最後から二行目で、本書は全く違った物語に変貌する」
と書いてあったのでそこまであんまり細かい部分に注意を払わず読んでました。
最後の二行もさほどひっかからず80年代を舞台にしたベタな恋愛物語として読み終えてしまって、そのことが逆にひっかかりネタバラシサイトで何がそんなにびっくりすべき点だったのか確認した。
そりゃあ途中いろいろおかしいなと思う点はありましたけど、まさかそんなことがオチだったとは!
80年代の青春小説としてノスタルジーをあじわった読後感をチャラにしちゃうガッカリな仕掛け。
大嫌いなふかわりょうがオススメしている時点で気付くべきでした。
予想ではやられた!
そうきたか!っていうオチがラスト2行で出てくるはずだったのに…
解説もひどい。
せっかくレコードのアルバムの構成になっているんだからライナーノーツ風に解説をつけて欲しかった。
ネタバラシサイトの方がはるかに有意義な内容でした。
でも一年半で23刷までいっている人気をみるとこれで正解だったのか?
個人的には無粋な小細工な感じの仕掛けが残念でなりません。
ミステリー読みじゃない自分にはこの良さ理解できません。