
劇場版「子連れ狼 二河白道の巻」DVDーBOXがついに発売!
ただ自分のようにこの作品が観たかった人は少ないらしく名古屋では扱うお店がほとんどありませんでした。
映画雑誌でも「映画秘宝」くらいにしか注目されない作品ですが、本編の強烈さは一度観たら一生忘れられないくらいです。
「子連れ狼」自体は、原作が「300」のフランク・ミラーに多大な影響を与えてたりパクリアメコミがハリウッドメジャーで映画化されたり、日本でもドラマ版の「しとしとぴっちゃん」のフレーズが余りに有名。
しかし、ドラマ版と同時期に作られたこの若富版映画は完全に忘れられています。
そんな不遇なこの映画版は、原作者自ら脚本を書き、大映の名匠三隅研次が監督。
主演の若山富三郎は、原作に比べあまりにポッチャリしていてアップになった瞬間吹き出してしまいますが、ひとたび刀を抜けば彼以上に適役なしと思わせる殺陣を見せる。
カメラワークも編集も36年前の作品とは思えない鮮烈さ。
これはこの冬一番の収穫です!