
しいなえいひ祭、2本目は、日本ゴアエフェクト界の中心人物、西村喜廣の初長編映画「東京残酷警察」。
警察が民営化された近未来の東京で、エンジニアと呼ばれるミュータント化した人類による犯罪が頻発。
そのエンジニアを次々と退治する警察のエースは、ルカという若い女性だった。
ある日彼女はキーマンという特殊なエンジニアと対峙する。
キーマンは、やすやすと彼女の自由を奪い彼女をエンジニアに改造する。
さらに彼女は、警官で殉職した彼女の父の死の意外な真相をキーマンから聞かされる。
真の敵を悟った彼女は、最後の戦いに臨む。
西村演出は、とにかく量で勝負だ。
「ゴアゴアガールズ」のハーシェル・ゴードン・ルイスもビックリのゴア描写の嵐です。(使用した血糊はなんと4トン!)
「ロボコップ」と「妖獣都市」の世界観がひとつになっていろんなゴア映画のおいしいところを詰め込んだらこの作品になります。
(だいぶ永井豪も入ってます「デビルマン」とか「怖いゾーン」とか)
「ウルトラセブン」や「機動戦士ガンダム」の最終回の名場面が登場すると場内には、爆笑も起きました!
井口昇、山口雄大両監督によるCMもなかなかウケてました。(「スターシップ・トゥルーパーズ」チック!)
個人的にはゴアシーン以上にしいなえいひさんのコスプレを楽しませていただきました。(「オーディション」を観た瞬間からファンになりました)
とくに痴漢のくだりが好きです。(血をよける番傘のシーンはゴア美です)
監督にはいつか「デビルマン」のリメイクをしてもらいたいところです。
まあサービス精神に溢れた作品であり上映会でした。
その最たるものが

しいなえいひさんが、なぜか椎名林檎の「歌舞伎町の女王」を熱唱!(名前が椎名つながり)
監督はなぜかふんどし。
しいなえいひさんは、この作品をきっかけに女優業を本格的に復活させるという朗報も。
劇中のクールさとは打って変わって、舞台挨拶での彼女は本当に明るく、楽しい女優さんでした。
舞台挨拶で言っていたハリウッド進出を是非果たして欲しいものです。
(すでにルーシー・リューも恐れる存在なのですから)
