昭和維新を掲げる憂国烈士 ニニ六事件 | 梓慕情の眼仁奈釣り日記、お散歩日記

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伊豆半島の沖磯で眼仁奈釣りをしてます。
城、神社仏閣、史跡名勝巡りしてます。

皆さんは、今日は何の日か知っていますか?
いつの時代にも考え方が違えども、互いに國を想う気持ちは同じ。
昭和初期、世界恐慌による日本経済が悪化や政党政治の争いによる政治腐敗、農村・漁村の困窮など世の中が不安定な状況と陸軍内部の対立が重なり、陸軍皇道派の青年将校らは君側の奸をを排除すれば天皇親政が実現すると考える。

二二六事件
昭和11年2月26日、雪降る早朝の東京。
国家改造(昭和維新)を目指す皇道派陸軍青年将校・下士官1400人余は、昭和維新・尊皇斬奸をスローガンに決起。
東京を占拠し軍・政府高官の官邸、私邸を襲撃する。
総理秘書官、内大臣、大蔵大臣、教育総監、護衛の警官が犠牲になる。 
陸軍首脳部を経由して、昭和天皇に昭和維新を訴えるが拒否。
*訴えを首脳部が伝えてなかった。
陸軍、政府は青年将校らを反乱軍として鎮圧を決意。
四日後に反乱軍は投降し、法廷闘争をするが一方的な判決により処刑される。一部は投降前に自決する。

*昭和天皇は、陸軍青年将校が何故反乱したのか本当の理由を知らない。
東北では、冷害で作物が出来ず農家の女性が身売りがあるなど困窮する。

襲撃された光風荘


襲撃計画あるも実行されなかった、西園寺公望別邸の坐漁荘。



青年日本の歌

汨羅(べきら)の渕に波騒ぎ 
巫山(ふざん)の雲は乱れ飛ぶ 
混濁(こんだく)の世に我れ立てば 
義憤に燃えて血潮湧く 


権門(けんもん)上(かみ)に傲(おご)れども 
国を憂うる誠なし 
財閥富を誇れども 
社稷(しゃしょく)を思う心なし


ああ人栄え国亡ぶ 
盲(めしい)たる民世に踊る 
治乱興亡夢に似て 
世は一局の碁なりけり


昭和維新の春の空 
正義に結ぶ丈夫(ますらお)が 
胸裡(きょうり)百万兵足りて 
散るや万朶(ばんだ)の桜花(さくらばな)


古びし死骸(むくろ)乗り越えて 
雲漂揺(ひょうよう)の身は一つ 
国を憂いて立つからは 
丈夫の歌なからめや


天の怒りか地の声か 
そもただならぬ響あり 
民永劫(えいごう)の眠りより 
醒めよ日本の朝ぼらけ


見よ九天の雲は垂れ 
四海の水は雄叫(おたけ)びて 
革新の機(とき)到りぬと 
吹くや日本の夕嵐


ああうらぶれし天地(あめつち)の 
迷いの道を人はゆく 
栄華を誇る塵の世に 
誰(た)が高楼の眺めぞや


功名何ぞ夢の跡 
消えざるものはただ誠 
人生意気に感じては 
成否を誰かあげつらう


やめよ離騒(りそう)の一悲曲 
悲歌慷慨(こうがい)の日は去りぬ 
われらが剣(つるぎ)今こそは 
廓清(かくせい)の血に躍るかな