伊豆の国市にある江川邸へ、秋の内庭一般公開に行って来ました。
表門

12月10日まで内庭公開です。
普段、公開されないので見る価値あります。

主屋

竹あかり

生き柱

土間
竈・窯

屋根裏
釘を使わない小屋組み

イベントのある時、物販コーナーが出ます。

土間
白くなっているのは塩。
土間の成分に、にがりが含まれているので寒いと塩分が浮き出るようです。
冬の風物詩だそうです。
*撮影は12/3昼頃

舐めると塩だけどフワフワしています。
ザラザラ感無いです。

江川邸スタッフから写真2枚提供
*撮影は前日の朝オープン頃

土間一面が真っ白です。

江川邸スタッフの説明を聞くのを勧めます。
江川英龍公の事が良く分かります。
台所
江川家
清和源氏の流れをくみ、源満仲の二男宇野頼親が家祖。
源頼朝の平家打倒の挙兵に参戦。
江川庄を賜わります。
鎌倉・室町と伊豆の豪族として地盤を固め、江川姓になります。
戦国時代は、小田原北条氏に仕えます。
小田原北条氏滅亡後は、徳川家康に仕えます。
以後、明治維新まで代官を勤めます。
現在は42代当主と続く名家です。
(初代から男系男子が家督を継いてます)
中でも有名なのは、36代当主の英龍。
江戸時代末期、幕臣で伊豆韮山代官。
幕末、黒船来航により開国を迫られ慌てる幕府。
東京湾に台場を築いたり大砲製造のため韮山に反射炉を築きます。
江川塾を開き、佐久間象山・大鳥圭介・橋本左内・桂小五郎などが学びました。
パンを焼き、パン祖と呼ばれてます。
*毎年、パン祭りがあります。
今年の春の内庭特別公開
↓
秋の内庭公開の場所へ入りました。

企画展
幕末の日本は開国を迫る欧米列強の艦隊に備え、江戸の街を守るため東京湾に台場を築いたのは、海防論を唱えた江川英龍公。
今や観光地となった、お台場海浜公園の歴史を知る事が出来ます。
江川邸・韮山反射炉のセット券を購入するのを勧めます。
世界遺産 韮山反射炉だけを見学して帰るのは勿体ないので、お台場・韮山反射炉を造った江川英龍の生家である江川邸も見学して下さい。